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植物系ミネラルについて - なぜミネラルが必要なの?

現代人はミネラル不足!?

時代とともに変化してきた食生活。

​仕事をしているママも増え、子どもたちも勉強やスポーツに忙しい毎日の中で、「早くて、安くて、便利」になってきた現代食には、私たちが生きて行く上で絶対に必要な栄養素「ミネラル」が大幅に不足していることが明らかになっています。

コンビニ弁当、冷凍食品、レトルト食品、ハンバーガーやチェーン店の牛丼屋うどんなどの食事では、厚生労働省の定めるミネラルの平均必要量に満たないという調査結果も出ています。

このような食生活ではカロリーは十分に摂れていても、体や心を整えるビタミンやミネラルがほとんど足りておらず、この状態を「新型栄養失調」といいます。そして、現代人が抱える様々な心や体の不調と、ミネラルが不足している現代の食事は深く関係していると言え、医療や教育の現場にも注目され始めています。

テーブルビューの上
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生命活動を支える酵素の働き

 ​​酵素には代謝酵素、消化酵素、食物酵素などがあり、それぞれがさまざまな働きを行っています。酵素は人が生命を維持していく上で、水や酸素と同じように必要不可欠な物質です。

 

 呼吸、運動、代謝活動をはじめとする人間の体内で起こっているあらゆる活動は、酵素が起こす反応によって営まれています。その酵素の原料となっているのがミネラルなのです。また、ある種のミネラルがないと酵素が十分に働かないことも分かっています。

 

 ビタミンやミネラルの働きを助けるのが酵素なら、酵素が十分に働くためにもミネラルが必要となります。

ミネラルとビタミンの関係

かつて、ノーベル賞を二度受賞し、あのアインシュタインに「真の天才」といわれたライナス・ポーリング博士は「全ての病態、全ての病気、全ての病弊を追及すると、ミネラル欠乏にいきつく」と話しました。また博士は、「私たちの体には、70種類以上のミネラルが必要である」ともいっています。

 

また、アール・ミンデル博士は「ビタミンバイブル」という著書の中で「ビタミンは重要なものだが、ミネラルなしでは何もできない。ミネラルこそ、栄養の世界のシンデレラと私は言いたい。...ビタミンはミネラルの助けなしには吸収されることも、その機能を果たすこともできない」と話しています。

 

このように、ミネラルの働きによって、酵素もビタミンもうまく機能し、体の代謝の仕組みを作っているのです。

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ミネラルはチームワークで働く

ミネラルは1種類だけでなく多種類で連携して働くという性質があります。例えば、貧血の人は鉄分を摂るように勧められますが、実際には鉄分だけを摂っても貧血は解消しません。鉄が体内で働くためには、銅、マンガン、カリウム、リン、コバルト、亜鉛、ナトリウムなどの助けが必要です。このように、ミネラルはチームワークで働きます

人は体の中でミネラルを作り出すことができないので、多種類のミネラルを毎日の食事を通して摂取する必要があります

​農地からミネラルが消えた

ミネラルは体内で合成することができないため、植物は土壌、動物は餌、人間は食事からミネラルを摂取する必要があります。

 

ところが土壌のミネラル含有量は50年で約80%と減少し、 その土壌で育った農作物のミネラル含有量もどんどん減少傾向にあり、現代人はミネラル不足に陥っています。 合理的な農業を続けた経済発展国ほど、ミネラル不足による健康問題が発生しているとも言われています。

 世界的に見ても野菜などを育てる農地のミネラルが減ってしまっていることが分かります。 1970年代アメリカ農務省は 「アメリカ人全年齢層の99%はミネラル欠乏症」と発表。 また1992年アースサミット・レポートでは100年前と比較、世界の農地におけるミネラル分が枯褐していると警告しています。

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 ​​過去100年間における農地のミネラル枯渇度合い

出典:1992年 アースサミットレポート

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